「ブログで気になっていた石の、気になっていた理由が分かって、スッキリしました」

リメイク(石の組み替え)を終えたお客様から、そんなご感想をいただきました。長くお付き合いのある、コンスタントに通ってくださっている方です。

その日の席で起きたこと

その日は、ブレスレットのリメイクでのご来店でした。

手元の石をひとつずつ見ていくと、クリスタル(水晶)を思った以上にたくさん入れ替えることになり、ご本人もびっくり。いっぽうでピンクトパーズは曇りもなくきれいなままで、「これは良かった」と。数年前に求められたネックレスの石に、くもりや傷みが出ていたことにも驚かれていました。

石は身につけて暮らすものなので、人と同じように「お疲れ」が出ます。だからこそ、ときどき席に座って、一粒ずつ様子を見る時間が大切なのです。

「ああ、だからあの石が」

そして、もうひとつ。

このお客様は、お店のブログでご紹介したフローライトという石が、なぜか前から気になっていたそうです。リメイクの席であれこれお話しするうちに、「ああ、だからあの石が気になっていたのか」と、ご本人の中でつながる瞬間がありました。

「直感なのか、偶然なのか分かりませんが、いろんな意味で気づけて良かったです」

そう言って、笑ってくださいました。

「なんとなく気になる」は、消さなくていい

理由の説明できない「気になる」を、わたしたちはつい打ち消してしまいます。気のせい、たまたま目についただけ、と。

でも、「気になる」は、いまの自分が何かを探しているサインでもあります。

書店でなぜか手が伸びた本が、いま抱えている悩みにぴったりだった——そんな経験はありませんか。先に感覚が動いて、理由はあとから言葉になる。順番が逆なだけで、いいかげんなものではないのです。

ひとりで考えず、答え合わせをする

ただし、「気になる」の正体は、ひとりで考えていてもなかなかつかめません。

誰かと話しながら、手元の石を眺めながらだと、ふっと言葉になる瞬間があります。リメイクの席は、石を組み替える時間であると同時に、そんな答え合わせの時間でもあるのだと、このお客様に教えていただきました。

気になったら、そのままにしない

「なんとなく気になる」に出会ったら、メモでもいいので、そのままにしないでみてください。

答えはすぐに出なくてもかまいません。何ヶ月かあとのある日、誰かとの会話の中で「ああ、これだったのか」と腑に落ちる日が来ます。その小さな答え合わせの積み重ねが、自分を知る道のりになっていきます。

京橋のお店の席も、その答え合わせの場所のひとつとして、いつでも開いています。