「いいご縁が増えました」

モリオンという黒い石のブレスレットを求めてくださったお客様から、そんなご感想をいただきました。気の合う方との出会いが続いているそうで、お話しぶりからも、いい時間を過ごされていることが伝わってきました。

京橋のお店にとって、こういうご報告はなによりのごちそうです。

ご縁を連れてきたのは、誰か

正直にお伝えすると、わたしたちは「石が出会いを連れてきた」とは考えていません。

新しいご縁は、家の中でじっとしていてもやってきません。いつもと違う場所に出かけて、顔を上げて、人と言葉を交わす。出会いが増えたのなら、それはご本人がそう動いたからです。

石の役目は、その一歩を踏み出すときに、手元でそっと背中を押すお守りであること。主役はいつでも、動いたご本人です。

「守られる」と「自分で選ぶ」

このお客様とのお話から、考えたことがあります。

何かに守られるということは、そこにあるルールや人に、少なからず合わせるということでもあります。会社、組織、土地の慣習。合わせる代わりに、守ってもらえる。長いあいだ、それが当たり前でした。

でもこれからは、働き方も暮らし方も、自分で決めて、自分で選ぶ場面が今より増えていくように思います。

自由は、うれしい。けれど自由は、決断の連続でもあります。誰かのせいにできないぶん、自分の選択を信じる強さが、これまで以上に必要になるのでしょう。

決断のそばに置く、黒い石

モリオンは、黒水晶とも呼ばれる、深い黒色の石です。古くから、持ち主を守るお守りとして大切にされてきました。

わたしたちがモリオンをご紹介したくなるのは、人生の「自分で決める場面」に立っている方です。

迷ったとき、手元の黒をちらりと見る。「決めるのは、自分」——その当たり前を思い出させてくれる、合図のような色だと感じています。すっと芯の通った黒は、にぎやかな色のブレスレットと重ねても、全体を静かに引き締めてくれます。

選ぶ強さは、あとから育てられる

「自分で決めるのが苦手で」とおっしゃる方も、ご安心ください。

決断の力は、生まれつきではありません。今日のお昼を自分の食べたいもので決める。週末の予定を、誰かに合わせる前にまず自分に聞いてみる。そんな小さな「自分で選んだ」の積み重ねが、大きな決断を支える土台になります。

選んだ道が思い通りでなくても、道はそこで終わりません。選び直せばいいし、選び直した先にも、また道は続いています。

その繰り返しのそばに、黒い石をひとつ。京橋のお店で、あなたの「決める」を応援しています。